一休寺境内西奥に開山堂という建物があります。こちらは開山、そのお寺を開いた祖師をおまつりするお堂です。こちらには大応国師(南浦紹明)をおまつりしています。大応国師は鎌倉時代に酬恩庵の前身であった妙勝寺を創建されました。その当時、非常に大きな伽藍をもち多くの僧が修行する道場でした。しかしながら元弘の戦果で荒廃、長い間復興もままならずいました。そのような中、一休禅師が康正年中、こちらに開山堂を建て大応国師の木像を安置されました。その際に国師のご恩に酬いる意を込めて塔頭、酬恩庵を建てられました。
禅師亡き後、一休禅師が晩年を過ごされたお寺として一休寺として親しまれ、お寺の名前も酬恩庵とし室町から江戸、そして現代へとその法は継がれています。
大応国師は混迷の時代に日本から中国にわたり虚堂和尚のもとで修業。日本に禅を伝えた方です。大応国師の法は大徳寺開山、大燈国師へそして妙心寺開山、関山慧玄へと伝えられました。今現在に日本に伝わる禅はこの「応燈関」の流れの系譜を汲むものです。
開山堂はこの大応国師をおまつりするお堂です。傳法の象徴とも言えます。室町期に建てられた開山堂は寺院の経営難の為、大正期に売却されました。その資金をもって境内整備を行いました。今ある開山堂はその時に建てられた二代目にあたります。
新しく建てられた建築物として文化財指定はされていません。
しかしながら長年の風雨にさらされ屋根の檜皮は損傷、多くの部分が朽ちている状況です。
今回、こちらの屋根をチタンにて修繕をすることにいたしました。檜皮の耐用年数は長くもって30年と言われています。それに比べてチタンの耐用年数は200年。それだけでなく様々な部分で有用性が認められ未来の材として期待をされています。ただ他の材に比べて初期投資に多大な費用がかかります。
2021年秋、私たちはREADYFORにてクラウドファンディングに挑戦をしました。皆様のご支援を得て2か月間で目標金額の1000万円を達成することが出来ました。
しかしながら必要な経費はおよそ8000万円。工事着工と2022年春からとなります。この事業に皆様のご寄付を賜りたくどうぞご協力をお願い申し上げます。ご寄付のお申込みに関しては下記をご参照ください。金額によって返礼品をお選びいただけます。ご寄付頂いた方のご芳名を芳名帳に記載し修繕した開山堂にお納めいたします。
ご寄付と返礼品
A:伊野孝行氏デザイン一休寺オリジナル手ぬぐい ご寄付1万円
B:寺脇扶美氏デザイン一休寺オリジナル朱印帖 ご寄付1万円
C:A+B+moga限定人形3体セット ご寄付3万円
D:一休寺10年間拝観パスポート(※発行日から10年) ご寄付5万円
E:D+年2回(2月11月)の虎丘庵特別拝観パスポート ご寄付7万円
伊野孝行氏デザイン一休寺オリジナル手ぬぐい
寺脇扶美氏デザイン一休寺オリジナル朱印帖
moga限定人形3体セット
一休寺10年間拝観パスポート
(※発行日から10年)年2回(2月11月)の虎丘庵特別拝観パスポート
お申し込み方法
1.申込書をダウンロードしてください
2.返礼品を選んでいただき申込書に記入し下記住所までご郵送もしくはFAXください
開山堂修復事業寄附申込書(PDF)
入金方法
申し込み後、下記振込先までご入金ください
南都銀行 京田辺支店 普通 2098641
宗)酬恩庵開山堂等修復事業事務局 代表者 田邊宗一
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